仲間川保全利用協定

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西表島交通グループの環境への取組み

サキシマスオウノキ仲間川流域には、面積からみて日本最大のマングローブ林が広がり、そこには樹齢400年のサキシマスオウノキ、そしてノコギリガザミやシレナシジミをはじめとする珍しい動植物等が棲息・分布するなど、学術的にも貴重な自然環境が保たれています。そのことは、わが国政府並びに沖縄県が、下流域を天然記念物指定とし、上流域を林野庁森林生態系保護地域保存地区に指定していることからも、容易に理解できることと思います。また、流域のみだけではなく、仲間川を取りまく森林は自然休養林に指定されたり、環境省国立公園第2種特別地域の指定を受けるなどしており、わが国の亜熱帯広葉樹林を代表する自然が残されています。

このような自然豊かな西表島の仲間川にて、動力船による遊覧を行っておりますのは3事業者であり、非動力船(カヌー)によるツーリズムプログラムを実施しておりますのは6事業者(この内3事業者は動力船も運行している)です。これまでの従来型の観光ではなく、自然を楽しむことを主体とした近年の観光スタイルの変化にともない、入域観光客は、ここ2,3年は、増加傾向にありますが、概ね25万人程度で推移しております。また、それら25万人の入域観光客の大部分は石垣市内に宿泊しての日帰り観光客で、西表島での宿泊者ではありません。仲間川遊覧を含めて西表島入域観光客の大半が、石垣島からの日帰り観光客であることから、時間的な制約が厳しく、時間のかかるカヌーではなく、動力船での遊覧が中心となっております。またその旅行の形態も、個人や小さなグループツアーではなく、比較的人数の多い団体(一般団体と修学旅行等)の受け入れが大半となっています。

季節的には、秋から冬にかけて、特に1月〜3月が繁忙期です。入域観光客の増加に伴い動力船の運航回数が多くなったことから、動力船が引き起こす曳き波によるマングローブ林への影響が問題視され、それらが新聞やテレビなどで報道されたことや、カヌー利用客への安全が懸念されることから、動力船を運航する2事業者で話し合いをして、平成15年動力船操船マニュアルを作り上げ、それを遵守しはじめました。その翌年の平成16年には、そのマニュアルを基本として、カヌー事業者も含めて、仲間川を利用している業者で新しいルールとしての「仲間川地区保全利用協定」(平成16年6月に沖縄振興特別措置法に基づく保全利用協定第1号として知事の認定)という法的な整備を行いました。

この保全利用協定は国(環境省)の進めるエコツーリズム推進計画のひとつで、沖縄県エコツーリズム推進事業(平成14年〜平成16年)で勧められました。保全利用協定とは「環境保全型自然体験活動を行う場所の適正な保全と利用を行うために、地域住民、関係者からの意見を適切に反映しつつ、事業者間で自主的に策定・締結するルール」のことです。

平成14年4月より施行された新「沖縄振興特別措置法」に主要な施策として盛り込まれた、法的な裏づけのある制度です。平成27年2月現在、全国で協定の締結に各自治体も努力しておりますが、未だにここ仲間川でしか実現されておりません。

仲間川地区保全利用協定こうした活動の結果、エコツーリズムを実践する地域や事業者の優れた取り組み事例を紹介、表彰する目的で平成17年から環境省がエコツーリズム推進事業の一環として制定したエコツーリズム大賞の特別賞を仲間川保全利用協定締結事業者が受賞しました。

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