• 西表島の面積は約284平方キロメートル、沖縄県では沖縄本島に次いで2番目に大きい島です。
  • 島のほとんどが山岳地帯であり、最も高い山は古見岳の470m。300m~400m級の山々が連なり複雑な地形を作っています。
  • 水系が非常に発達しており、浦内川は沖縄県下最大の河川となっています。
  • 人口は約2,000名。
  • 西表島の気候は、亜熱帯海洋性気候に分類されています。亜熱帯とは、月の平均気温が20度を超える月が4カ月以上あり、熱帯とは異なり冬がある地域を言います。
  • 下記のデータでもわかるように、平均気温が一番高い月と低い月の気温差は10.6度で、これは日本の他の地域の半分以下。年間の温度差が小さく温かいのが特徴です。
  • 「~月の天気はどうでしょう?」という質問をよく受けますが、下のデータの降水量をご覧下さい。6月~9月が多くなっていますが、これは台風による雨が影響しており、台風以外の雨はそれほど多くありません。その証拠に隣の日照時間も6月~9月が多くなっています。雨については降水量よりも日照時間を参考にしたほうが良いかもしれません。
平均気温 平均最高気温 平均最低気温 平均湿度 降水量 日照時間
1 18.2 21.0 15.9 73.6 114.1 73.9
2 19.2 22.3 16.6 75.6 156.1 92.5
3 20.0 23.0 17.2 75.9 114.5 103.1
4 23.1 25.9 20.6 79.0 139.4 124.7
5 25.6 28.7 23.0 81.1 149.6 155.3
6 27.5 30.2 25.2 81.1 246.0 180.4
7 28.8 31.9 26.2 79.3 147.4 252.1
8 28.3 31.6 25.7 81.7 284.6 208.4
9 27.4 30.2 25.1 80.0 333.6 162.6
10 25.3 28.1 23.0 73.3 165.9 145.6
11 22.9 25.4 20.7 74.1 190.6 93.2
12 20.0 22.5 17.8 73.1 168.6 80.4
年間 23.9° 26.7° 21.4° 77.3% 184.2mm 139.3h
■2001~2007年の西表祖納測候所の観測データを集計
  • 八重山諸島の正月は、あたたかい。平均気温18度。寒緋桜が咲きはじめ、下旬にはサクラが満開となります。田植え、サトウキビの収穫が始まります。
  • 八重山の真冬。特に寒い日の平均気温は12℃~14℃まで下がります。
  • 特別天然記念物カンムリワシの姿が電柱の上などでよく見かけられるようになります。
  • 雨の多い時期。寒暖のくり返しの中で、ひと雨ごとに暖かさが増していきます。黄砂をともなって春一番が吹き、ウグイスが鳴き始める時期です。
  • 沖縄を代表するシークァーサーの開花もこの頃。幻の花といわれるセイシカも2月の中旬頃には開花します。
  • 旧暦1月16日に墓に集いごちそうをもって一日を過ごす先祖供養の行事、十六日祭が催されます。
  • 春を飛び越して初夏を思わせる天候になる日もあります。様々な花が咲きほこり、八重山諸島では、日本一早い海開きが行われます。
  • 上旬は北東季節風が吹いて冬の名残があります。海上では「2月風廻り」(旧暦)と呼ばれる荒天が一時的に現われます。しかし陸上は風の強さも長続きはせず、日に日に暖かくなり、県花のデイゴやテッポウユリが咲いてきます。
  • 気温は上昇し、亜熱帯の花々が咲きほこります。イワサキクサゼミが鳴きはじめます。
  • 気温のあがった海岸では、アーサやモズクの収穫が始まります。
  • 初夏、沖縄で最も気候のよい月です。サトウキビの収穫が終了する時期です。
  • 旧暦3月3日の大潮の干潮時に海へ行き少しだけ海の水に浸かり身を清め、潮干狩りなどをして楽しく過ごす女の子のお祭り「浜下り」(ハマウリ)が行われます。
  • 沖縄らしい天候が続きますが、中旬には梅雨入り、6月中旬まで、雨の日が多くなります。八重山の梅雨は数日間の中休みがあり日差しも強いです。
  • 苦瓜(ゴーヤ)、糸瓜(ナーベラ)、冬瓜(トウガン)などの沖縄の味覚が味わえる季節です。
  • 梅雨がひきつづく6月の上旬ごろには大雨になりやすく、湿度も高くうっとおしい日が続きます。下旬になると梅雨が明け、日差しも強く気温30℃を下らず夜間も20℃を下らなくなります。
  • 白浜海神祭が開催されます。ハーリーの開催とともに梅雨が明け、本格的な夏の到来となります。
  • 今年の豊作への感謝と来年の豊作を祈願する豊年祭(プリヨイ)が催されます。
  • 梅雨明けより7月中旬までは、非常に天気がよく気温も高くなり、下旬になると近海に台風や熱帯低気圧が接近します。
  • パイナップルの収穫が最盛期を迎えます。
  • 暑さがきびしく、サンゴ礁の海は、その碧さを濃くします。
  • 統計では9月とともに最も台風の多い月です。台風や熱帯低気圧が接近する時は雲やにわか雨が多く暑さは7月よりもしのぎやすいです。年によって台風が訪れる月は一定しておらず、台風のない8月は7月に続き暑さがきびしく水不足になることがあります。
  • 暑さはまだ続き、残暑の中で、やがてススキが穂を出し、中秋の名月を迎えます。
  • 最高気温は30℃以下になり、夜間の気温も25℃以下になって朝夕はしのぎやすくなる。9月に台風が接近する時は大型化する傾向があり襲来すると被害も大きくなります。
  • 月の中頃まで日中は、まだ暑いですが下旬からは秋晴れの日も多くなり、この頃から11月まで暑からず寒からずで、4月と共に1年のうちで最もよい気候になります。
  • 国指定無形民俗重要文化財の節祭(しち)が祖納、干立で催されます。
  • ようやく秋の気配が感じられ、日中は暑く、朝夕涼しくなります。
  • 北東季節風の吹き始める頃はくもり空になりやすいですが、天気は比較的良い。
  • 冬といっても20℃を超す日もあります。。海は、北東の季節風でしける日が多いです。冬至のころになると強い寒波が吹き真冬となります。この寒波は強い北風と雨を伴い数日にわたって肌寒い天気をもたらし、冬至から年末にかけて天気がくずれやすくなります。
  • 動物
  • 植物
  • 昆虫
  • 水辺の生き物
カンムリワシ
国指定特別天然記念物。全長50cmほどの小型の鷲。森に生息し小動物を餌としている。西表島では電柱や電線に止まっているところをよく見かける。
イリオモテヤマネコ
国指定特別天然記念物。体が普通の猫より一回り大きく頭からお尻までが約50cm、太くて長い尾とがっしりとした骨太の四肢が特徴。家猫と違い水を極端に嫌うことがなく川を泳いで渡ることもある。
セマルハコガメ
国指定天然記念物。腹の甲羅が真中から蝶番のように折れ頭と手足を引っ込めたとき完全に蓋をすることができる。雨の日によく道路に出てくるので車での走行時には注意が必要。
リュウキュウキンバト
国指定天然記念物。体色は金緑色でくちばしが赤い全長約27cmぐらいの小型のハト。からだに太陽の光が当たると金色や赤色の金属光沢を発する。主に森の中に生息し、他の種と違い電柱や電線に止まる習性が無い。
キシノウエトカゲ
国指定天然記念物。全長が40cmにもなる日本最大のトカゲ。山道や藪に入らなければまず見ることはないが、偶然実物に出会ったらあまりの大きさに驚くはず。
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シロハラクイナ
全長約32cmぐらいで頭から背、翼は黒に近い灰色、顔及び体の下面は白でマングローブ林の中や草むらに生息する。車で走っていると草むらから急に飛び出してくるので注意が必要。
アカショウビン
西表島では4月中旬から10月頃まで見られる全長約28cmぐらいで全身が鮮やかな赤褐色をしたカワセミ科の鳥。また、体の色がアカショウビンよりも濃い亜種のリュウキュウアカショウビンも見られる。
ナンヨウショウビン
カワセミの仲間で全長23cmほどのとてもきれいな青色をした鳥。西表島では仲間川で観察されているが大変珍しい。
ズグロミゾゴイ
全長約47cm。日本では石垣島と西表島だけに生息している。集落内でよく見かけ、地中から大きなミミズを引っ張り出して食べる。
ヤエヤマオオコウモリ
翼を広げると80cmにもなる大型のコウモリ。日中は森の中で木にぶら下がっているが夕方になると道端の木に止まっている姿をよく見かけることができる。
ヤシガニ
巨大なヤドカリで、大きいものでは体重が1kgを超える。アダンの林の中に生息していることが多い。食べるとたいへん美味しいが、食中毒を起こしやすい。
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アマサギ
牧場で牛のまわりにいる体が白でくちばしが黄色い全長約50cmの鳥。
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リュウキュウイノシシ
全長85cmの小型のイノシシ。夜行性ではあるが日中もよく動き回り、まれに道路を横断している姿を見る。西表では罠で捕獲し刺身や鍋にして食べる。
ハブ
西表島に生息するハブはサキシマハブという種類で沖縄本島にいるハブよりも毒性が弱い。夜行性で森の中ではもちろんのこと集落の近くにも生息している。
ムラサキサギ
全長約80cmの大型の鳥で河川の浅瀬などでよく見られる。体色は紫ではなく薄茶色をしている。
サキシマスオウノキ
マングローブ林の近くに自生し高さ5~15mに達する常緑樹。根は板根と言われ大きな物では板根の高さが3m近くにもなる。仲間川上流には樹齢400年と言われる巨大なサキシマスオウノキがある。
ヤエヤマヤシ
国指定天然記念物。石垣島の米原、西表島の干立、仲間川中流ウブンドルの3ヶ所だけに自生する。高さ20m以上、葉の長さは3mにもなる。
ニッパヤシ
国指定天然記念物。マングローブ林の中などに群生しヤシの葉が直接土から生えているような姿をしている。準マングローブ種。
ヒルギモドキ
マングローブ林の陸近くに多く自生し光沢のある葉が特徴。準マングローブ種。
ヤエヤマヒルギ
西表島のマングローブを構成する植物の一つ。高さ10m以上になり、河口や汽水域など海水濃度の高い地域に多く自生する。別名オオバヒルギ。純マングローブ種。
オヒルギ
西表島のマングローブを構成する植物の一つ。高さ10m以上になり、海水濃度の低い地域に多く自生する。別名アカバナヒルギ。純マングローブ種。
メヒルギ
西表島のマングローブを構成する植物の一つ。高さ3~5mになり、河口や汽水域などに多く自生する。純マングローブ種。
ヒルギダマシ
マングローブ林内や河口に生育し、棒状の呼吸根を林立させる。純マングローブ種。
マヤプシキ
西表島のマングローブを構成する植物の一つ。高さ15mにもなり、河口のマングローブ前面に多く見られ呼吸根を多く出す。和名はハマザクロ。純マングローブ種。
サガリバナ
河川の中流域に成育し、薄いピンク色をした花を咲かせる。花は夜、大量に落下し川面を埋め幻想的な景色を作る。早朝にこのサガリバナをカヌーで見に行くツアーもある。
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モダマ
世界最大の豆。サヤの長さは大きいもので1m以上にもなり、豆は直径5cmほどになる。
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セイシカ
ツツジ科の美しい花。幻の花と呼ばれ日本では西表島以外ほとんど見ることができない。
ナリヤラン
国内では石垣島、西表島、小浜島にのみ自生するラン。薄紫の美しい花を咲かせる。ナリヤとはかつて集落があった西表島の内離島(うちばなれ)成屋(なりや)に由来する。
アダン
海岸や川岸に多く生育する。パイナップルに似た果実は綺麗なオレンジ色をして甘い香りがするが美味しくはない。
ヒカゲヘゴ
ヤシのように見えるがシダの仲間で高さが10mにもなる。山ダイコンと呼ばれ食用になる。
シマオオタニワタリ
葉の長さが2mにもなる大型のシダで新芽は食用として天ぷらやお吸物に入れて食べる。
パインアップル
西表島では主に西部地区で栽培されている。スーパーや無人売店などで購入可能。日本一おいしいと評判。
サトウキビ
西表島では主に東部地区で栽培されている。12月~4月の収穫期には、畑でキビ刈りをする農家の方やアルバイトの人をよく見かける。
オオゴマダラ
羽を広げると15cmにも達する日本最大のマダラチョウ。さなぎは黄金色をしておりたいへん美しい。
マダラサソリ
全長5~7cmのさそりで集落の中でも目撃されることがある。有毒。
ヤエヤマサソリ
全長4cmほどでいかにもサソリらしい姿をしている。主に森の中に生息。有毒。
タイワンサソリモドキ
全長7~8cm。姿はサソリによく似ているが、サソリのような毒を持たない。尾はムチのようになっていて毒刺は無い。外敵から攻撃されると肛門腺から臭ガスを放出し威嚇する。
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オオシママドボタル
幼虫は黒い毛虫のような姿をしておりグロテスク。成虫は秋から冬にかけて多く見られる。体長1.5cm。
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ヤエヤマボタル
日本最小のホタル。オスは群れで飛び、断続的に発光するので大変美しい。
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イリオモテボタル
メスのみが発光し芋虫のような姿している。冬に見られる。
サキシマヒラタクワガタ
雄の体長が3~7cmで石垣島、西表島、与那国島に生息する。
ミナミトビハゼ
西表島ではトントンミーとよばれる。干潟の上を飛び跳ねるように移動するかわいらしいハゼ。干潮時に橋の上から川を覗くと一斉に逃げ出す。
ミナミコメツキガニ
干潟に生息する全長1cmほどの小さなカニで、数百、数千という大集団で移動する。人の気配がすると体を回転させながら泥の中に潜ってしまう。干潮時に前良川や後良川の河口で見ることができる。
シレナシジミ
巨大なシジミ。マングローブ林の中に生息し泥に潜ることはない。殻の大きさは8cm以上にもなる。食べられるが、美味しくはない。仲間川やユツン川で見ることができる。
オキナワアナジャコ
マングローブの泥の中に縦穴を掘り生息している。縦穴を作るために掘り出した泥は入り口の周囲に高く積まれ円錐形の塚が作られる。体長は20cm以上にもなる。仲間川の上流などで見ることができる。
名 称(方言): 節祭(しち)
地 域: 祖納、干立
日 程: 旧暦9月~10月の己亥(つちのとい)から3日間
内 容: 約500年の伝統を誇る、今年の豊作に感謝するとともに、来年の五穀豊穣と住民の繁栄を祈願する農民の正月行事。1991年に国の重要無形民俗文化財に指定。
見 学: 2日目のユークイ行事のみ見学可。
名 称: 海神祭(かいじんさい)
地 域: 白浜
日 程: 旧暦5月4日(前日夜に前夜祭あり)
内 容: 白浜の海神祭は沖縄本島のハーリー(爬龍船競漕)と同じく、サバニという沖縄伝統の漁船を使って行なわれるレースである。ハーリーは本来、航海安全・豊漁祈願の神事であるが、海神祭は集落の親睦を深める目的ではじめられた。前夜祭や祝賀会も催され、屋台や芸能披露などで集落は大いに賑わう。
見 学: 見学可。
名 称: 大原祭り(おおはらまつり)
地 域: 大原
日 程: 8月
内 容: 新城島(あらぐすくじま)の豊年祭の流れをくむ祭り。伝統芸能の披露やライブを中心とした祭りで、数多くの露店も出る。祭りの最後には打ち上げ花火もあがる。
見 学: 誰でも参加可能。